歯医者に突入し・・・＃３１

その１の続き。

先生がいなくなり、綺麗さんの目が怪しく光ったのでは・・？！

と思い、ちょっと伺っていると

「次は形を取りますよ〜」

おぉっ！形を取るくらいなら痛くはなかろうっ！！

これでこそ夢のコラボレーションッッ！！

ここからが夢の状態だぜっ！


・・・・・と思ったら、

綺麗さんって結構ドジっ子でして

いきなり形を取るための変なガムみたいなのを

口の中に滑って落とされる。

「あっ！！」

と言った時には俺の喉ギリギリラインのところあたりに

なにやらガムっぽい物質（薬臭い）が落っこちてきてました。

舌を出してたら喉にストライク。危なかった。

その後形を取る時も優しく

「はい、いいですよ〜」

「じゃあ、うがいをどうぞ〜」

などと声をかけてくれるのだけども・・・・

散々っぱら痛い事してくれてるので

あまり、安心できない・・・。
（担当の人っぽいからしょうがないんだけど。）

最後はワタクシがどっかに紛失してしまった仮歯の

再インストール。

ここで、綺麗さんの人柄が出ます。

「うーん、取れちゃうよね、これは・・・」

とアンニュイさんと二人で会話をしながら
仮歯を作ってくれているのだが

どうやら仮歯の位置が取れやすい位置らしく、

わざわざ取れにくいような形状になるように

作りなおしてくれました。

（しかも、表面が超ツルツルっ！！）

職人、ここに居たっっ！！！

綺麗な上にこだわりのこの技術っっ！！

天は二物を与えたっっ！！

恐るべし、綺麗さん。

しかも作るのが超早い。

一方その頃、他の患者さんは全て居なくなり

片付けも終わった他の看護婦さんが

回転椅子の上に乗っかって、

「あたし最近、腰が痛いのよね・・・」と

ツイスト運動をしてた・・・。

えーっと・・・・患者がまだココに居るんですケド・・・。

なんともフランクな歯医者さんですこと・・・。


そしてまた舞台は変わり、ワタクシの
診察台。

チュィーン・・・ビシャッ!!

「あっ！どっか飛んでった！！」
との掛け声とともに


形も整い仕上げに入った俺の仮歯を綺麗さんが

名実ともに、どっかに飛ばす。

俺も含めて看護婦さん達に笑いがこぼれる。

それほど（どっかに）よく飛んだ。

すぐさま探して、拾ってもらって

合体。

いや、面白い歯医者さんですよ。ココ。

終いには綺麗さんが俺に今日の治療内容を説明してるのに

院長先生が

「え〜１０月から子供の診療が・・」

と歯科医の内部事情の説明を看護婦さんみんな集めて始める。

「まだ患者が居る、っつってんだろっっ！！」

どうも、ワタクシこの歯医者では半分患者では無い扱いなのか、

それとも長いこと通ってるので特別視されないのか・・・・・

なんか歯医者さんのプライベートな部分が垣間見えました。

次回は来週ですっ（何もなければ・・・・。）