○商店街(朝)
石畳が敷かれているヨーロッパ風の街
並みの商店街。
人通りがなく、数羽のスズメが飛び交
っている。
黒いコートのフードを頭から被り、歩
いている老婆・店長(年齢不詳)。
古びたロッジ風の建物の前で足を止め
る。
看板には洋菓子店「魔女屋」の表示。
扉には「Close」の札。
○魔女屋・二階・休憩室(朝)
冷蔵庫を開けて、中に置いてある苺が
たっぷり乗ったショートケーキを見て
いる田中アラヤ(22)。
アラヤ「イッヒッヒ。おやつの時間まで待っ
ててね」
冷蔵庫を閉めるアラヤ。
コンロにかけたヤカンが沸騰して蒸気